博多陥没もろい岩盤層に亀裂多数 第三者委、近く公表 

 昨年11月に起きた福岡市のJR博多駅前の道路大規模陥没事故で、国土交通省の第三者委員会が地質を調査した結果、地下鉄工事のトンネル上部の岩盤層に多くの亀裂が入っていたことが22日、分かった。岩盤層はもろく、以前から亀裂が入っていたとみられ、第三者委は地下水や土の圧力がかかるなどして陥没を招いたと判断した。今月末にも判断を踏まえた詳しい事故原因を公表する。

 第三者委は今年1月までに会合を2回開催。関係者によると、事故後に実施したボーリング調査の結果などから、一般的に水を通しにくいとされる粘土質の岩盤層に多くの亀裂が入っていたことが分かった。


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