「声優アイコ」に懲役15年求刑 弁護側は責任能力否定 

 「声優のアイコ」を名乗る女による連続強盗事件で、男性に睡眠薬を飲ませて金品を奪ったとして、昏睡強盗罪などに問われた神いっき被告(33)の公判が22日、東京地裁であり、検察側は懲役15年を求刑、弁護側は「犯行時は解離性同一性障害(多重人格)で責任能力がなかった」と無罪を求めて結審した。判決は4月28日。

 検察側は論告で、被告の戸籍は女性だが普段は男性として生活していたとした上で「犯行時に女性の格好をしたのは捜査が及ばないようにするためだった。睡眠薬を用意するなど行動は計画的で、完全責任能力が認められる」と指摘した。


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