工藤会元組員に懲役18年8月 トップの共謀も認定、福岡地裁 

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が起こしたとされる一連の事件のうち、2012年の元福岡県警警部銃撃と14年の歯科医襲撃で組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた元組員和田和人被告(38)に、福岡地裁(松藤和博裁判長)は22日、懲役18年8月(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。

 焦点だった工藤会トップの野村悟被告(70)との共謀も認定。野村被告らが起訴された一連の事件で初の判決で、今後始まる幹部らの公判にも影響しそうだ。

 和田被告は両事件で実行犯の送迎役とされた。

 公判は裁判員裁判から除外され、裁判官だけで審理した。


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