トイレットペーパー、園児側負担 姫路のこども園、市は「不適切」 

兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」のしおり

 定員を超えて園児を受け入れていた兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」が、トイレットペーパーなどの生活衛生用品を園児側に負担させていたことが22日、市への取材で分かった。市は本来、国や県、市から給付される運営費で園が購入するよう指導しており「不適切」と話している。

 市によると、園は保護者向けには、トイレットペーパーなどの持参を求めるしおりを配っていたのに、2月の市の定期監査の際には、そうした内容が記載されていない虚偽のしおりを提出していた。また、レジ袋やナイロン袋も2~5歳児には200枚、0歳と1歳児には250枚持ってくるよう指示していた。


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