移植手術の3歳女児帰国 拡張型心筋症で募金、渡米 

米国での心臓移植手術を終え、帰国した青山環ちゃん。右は父竜馬さん、左は母夏子さん=21日午後、成田空港

 重い心臓病を患いながらも移植手術に必要な費用が募金で集まり、渡米し手術に成功した青山環ちゃん(3)が21日、両親とともに滞在先の米シアトルから旅客機で成田空港に帰国した。

 2013年11月に札幌市で生まれた環ちゃんは、心臓の働きが低下する拡張型心筋症と生後数カ月で診断。昨年9月に入院していた大阪大病院から渡米、移植手術を受けた。手術に必要だった3億2千万円は両親や仙台市にある支援団体が始めた募金活動で集まった。

 成田空港では、父竜馬さん(36)が「全国の皆さまの力で、今日を迎えることができた。本当にありがとうございました」とあいさつした。


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