2017年3月21日 18:58 | 無料公開
講演するマイケル・フロマン前米通商代表部代表=21日、東京都内のホテル
オバマ前米政権で環太平洋連携協定(TPP)交渉の責任者だったマイケル・フロマン前米通商代表部(USTR)代表が21日、東京都内で講演し、条文を見直して米国を除く11カ国でTPPを発効させることも日本の選択肢という認識を示した。保護主義的なトランプ政権を暗に批判し、世界的な通商ルールの構築で「日本は強いリーダーシップを発揮できる」との期待感を表明した。
米国では製造業の雇用が失われたことでTPPなどの自由貿易協定(FTA)への反感が広がったとされるが、フロマン氏は技術革新と自動化が原因で、貿易とは関係ないと分析した。