NTT、海外目標1年遅れ 営業利益、合理化急がず 

 【ハノーバー共同】NTTの鵜浦博夫社長は20日、2018年3月期に海外での営業利益を15億ドル(約1700億円)に増やすとした中期経営戦略の目標達成が、1年遅れるとの見通しを明らかにした。買収で海外事業を広げているが、合理化や事業改革を慎重に進めるためだ。

 世界最大級の情報通信技術の見本市「CeBIT(セビット)2017」が開催中のドイツ・ハノーバーで共同通信のインタビューに答えた。

 鵜浦氏は「(海外事業が)着実に改善しているのは間違いない」と説明。一方で、改革を急ぐと人材流出の恐れがあると指摘した。


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