2017年3月21日 17:26 | 無料公開
2016年の救急車出動は621万82件で、搬送者は562万889人に上ることが21日、総務省消防庁が発表した速報値で分かった。件数、搬送者ともに前年から2・6%増え、7年連続で過去最多を更新した。高齢化に伴う急病への対応が原因。熊本、鳥取は大地震で自然災害関連の出動が急増した。 消防庁は、緊急性の低い転院搬送では救急車を利用しないよう呼び掛けているが、効果は限られている。担当者は「隊員はさほど増えておらず、過重な負担を抱えている」と指摘。けがや病気の際に救急車を呼ぶべきかどうかが分かるサイトの活用を自治体に求めていく方針だ。