和歌山小5殺害、懲役25年求刑 24歳男に検察側 

 和歌山県紀の川市で2015年2月、市立名手小5年の森田都史君=当時(11)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた中村桜洲被告(24)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が21日、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)で開かれ、検察側は懲役25年を求刑した。

 公判は量刑が主な争点。被告が事件当時に心神耗弱状態だったこと自体は検察、弁護側双方に争いがない。検察側は「何ら落ち度のない被害者の生命が奪われた。妄想の影響が一定程度認められても、重い非難を加えることは十分に可能だ」と主張していた。


  • LINEで送る