2017年3月19日 18:04 | 無料公開
開館した外海潜伏キリシタン文化資料館。ロザリオなどが展示されている=19日午後、長崎市
江戸時代のキリシタン弾圧を描いた米映画「沈黙 サイレンス」の舞台となった長崎市外海地区で19日、禁教下でひそかに信仰を守り続けた人々が用いた祈りの道具などを展示する「外海潜伏キリシタン文化資料館」がオープンした。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)の世界文化遺産登録に向けて、機運を盛り上げようと地元住民団体が設立した。
信仰の対象の「マリア観音」や、幕末から明治時代にかけて外国人の神父らが配布したとみられるロザリオなど約30点を展示。黒崎教会の近くにある空き家を改修し、展示スペースとした。