青森、雪室リンゴで熊本に元気を 被災地仮設住宅で配布へ 

熊本地震の被災者に贈るため、熟成させた「雪室リンゴ」を取り出す関係者=19日、青森市

 青森県特産のリンゴを食べてもらって熊本地震の被災者を元気づけようと、青森ロータリークラブ(青森市)などは19日、自然の雪の中で貯蔵して熟成させる「雪室リンゴ」を作り雪から取り出した。4月2日に熊本県益城町の木山仮設住宅で配られる予定だ。

 低温で保存されたリンゴは、糖度が上がって甘くなるのが特長。この日は同クラブ会員のリンゴ卸業者の会社敷地内で、使われなくなった車の荷台に入れたまま、約2カ月前に車ごと雪に埋めた約1500個の青森県産リンゴを、会員10人が重機やスコップを使い20分ほどで掘り出した。


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