2017年3月19日 19:26 | 無料公開
東京都江東区の豊洲市場
東京都は19日、豊洲市場(江東区)の地下水モニタリング再調査で、有害物質のベンゼンが最大で環境基準の100倍検出されたと正式に公表した。小池百合子知事は同日、都内で報道陣の取材に応じ「重く受け止めたい」とした上で、今後、土壌汚染対策を検討する専門家会議などの助言を得ながら、移転の可否を判断する考えを示した。
築地市場(中央区)内で同日午後に開いた専門家会議は、昨年8~9月に地下水管理システムが稼働を始めたことで地下水の流れが変化し、土壌に局所的に残っていた汚染物質が広がった可能性が高いと指摘した。
再調査では、ベンゼンのほかヒ素やシアンも検出された。