反グローバル化をけん制 北京でアップルCEO 

北京で開かれた経済フォーラムに参加したアップルのティム・クックCEO=18日(共同)

 【北京共同】米IT大手アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は18日、訪問先の中国で「グローバル化に問題があるからといって、国が内向きとなれば(経済)発展のスピードは遅くなる」と述べ、トランプ米政権が強める保護主義的な動きを暗にけん制した。

 北京で開かれた経済フォーラムで話した。アップルは、年内にも上海と江蘇省蘇州に研究開発センターを新設する計画。計4カ所となり、投資額は35億元(約570億円)を超えるという。

 クック氏はセンター建設について「中国の強みは人材だ。中国の人々とさらに協力を強めたい」と話した。


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