石造りの機関車庫お披露目、熊本 JR九州、明治期の姿再現 

機関車庫のお披露目式でテープカットするJR九州の青柳俊彦社長(左から3人目)ら関係者。左奥が「SL人吉」をけん引する蒸気機関車=18日午後、熊本県人吉市

 JR九州は人吉駅(熊本県人吉市)で18日、建設された1911(明治44)年当時の姿を再現した石造りの機関車庫を一般公開した。蒸気機関車(SL)がけん引して熊本―人吉を走る観光列車「SL人吉」も同日、今季の運行を開始。集まったファンらは車庫や車両を写真に収めていた。

 機関車庫は幅約20メートル、奥行き約51メートル。昨年末からの工事で、鉄骨を使い増築されていた屋根や柱を取り除くと、アーチ状の車両出入り口が三つそろって顔を見せた。JR九州によると、現在も利用されている石造りの機関車庫は珍しい。


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