2017年3月17日 19:26 | 無料公開
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の排気ダクトに腐食でできた穴が見つかったことが17日、分かった。2014年5月には近くの別の箇所で腐食が見つかったが、ダクト交換など根本的な対策を実施していなかった。原子力規制庁は「放置していた疑いがある」と批判、原燃に原因究明と再発防止策の報告を求めた。 原燃によると、ダクトは亜鉛でメッキされた鋼板で、放射性物質を含む溶液の成分などを分析する建屋内にある。このダクトには放射性物質を含む空気は通っておらず、外部への影響はないとしている。2月19日の点検で穴を確認し、3月3日に規制庁へ報告した。