日米経済対話に警戒感 経産相、会談成果強調も 

 【ワシントン共同】世耕弘成経済産業相は16日、米首都ワシントンで、ロス米商務長官らと会談後に記者会見し、通商問題に関し「首脳会談の延長線上で議論できた」と述べ、成果を強調した。会談では自動車や農産物の市場開放を巡る2国間交渉に関する議論もあったとみられ、4月に予定される日米の「ハイレベル経済対話」で米側が強硬な主張をするとの警戒感が強まっている。

 「詳しい内容は控えたい」。世耕氏は会見で具体的な会談内容を問われると、説明を避ける回答を繰り返した。ロス氏は10日の会見で、2国間の通商協定は「非常に優先度が高い」と話し、早期の交渉入りに意欲を示していた。


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