2017年3月17日 11:50 | 無料公開
プレハブの仮設校舎で開かれた、宮城県石巻市立雄勝小の卒業式=17日午前
東日本大震災で校舎が全壊し、プレハブの仮設校舎で授業を続けてきた宮城県石巻市立雄勝小で17日、卒業式が開かれた。6年生は震災直後の2011年4月の入学で、本校舎を知らないまま巣立ちの日を迎えた。
雄勝小は津波で2階建て校舎が全壊。大きな被害を免れた中学校の教室を間借りして学校運営を続けた後、元の場所から10キロ以上内陸にある今の仮設校舎へ移った。卒業生は4人。途中で転入した1人を除き、雄勝小で6年間を過ごした。
4人は、拍手に迎えられ入場。一人一人名前を呼ばれると、大きな声で「はい」と返事をして、卒業証書を受け取った。