弾道ミサイル想定し訓練、秋田 全国初、住民避難 

弾道ミサイルの発射を想定して行われた避難訓練で、配信された防災メール=17日午前、秋田県男鹿市

 北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、政府は17日、日本領域への落下に備え、秋田県男鹿市で初の避難訓練を実施した。県、市との共催で、情報の伝達や住民の避難を速やかに行えるかを確認し、安全の確保につなげる狙い。

 訓練は仮想の国からミサイルが発射され、秋田県沖の領海内に落ちたと想定。海に面した男鹿市北浦地区の住民ら110人に公民館と小学校への避難を呼び掛けた。

 ミサイル情報は、国から全国瞬時警報システム(Jアラート)などで県と市に伝達。市は防災行政無線を通じたアナウンスと、事前に登録したスマートフォンなどへのメールで住民に速報した。


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