退位の国会見解、17日決定 特例法、民進が了承 

国会内で開かれた民進党の臨時常任幹事会であいさつする蓮舫代表(中央)=16日午後

 天皇陛下の退位を巡り衆参正副議長は17日、各党派全体会議を開き、一代限りの特例法制定を柱とする国会見解を決定する。民進党は16日、全議員懇談会に続いて臨時常任幹事会を開催し、見解案を了承した。皇位継承を安定化させるための「女性宮家」創設について結論を出す時期を明記するよう求める声が出た。

 全議員懇では、女性宮家に関し意見や質問が集中。「見解案の表現があいまいで、うやむやになりかねない」との懸念や「1年をめどという文言を盛り込むよう努力してほしい」との要望が出た。

 民進党は女性宮家創設を含めた皇位の安定継承策について、1年をめどに結論を出すよう求めていた。


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