2017年3月16日 21:59 | 無料公開
ヤマト運輸のロゴマーク=4日、東京・銀座
宅配便最大手ヤマト運輸の2017年春闘は16日、インターネット通信販売業者など大口顧客との契約を見直し、繁忙期の荷物の総量を抑制することで妥結した。時間帯指定サービスも一部廃止する。長時間労働と低賃金で疲弊するドライバーらの労働環境を改善し、配送体制を立て直す。
賃上げは、定期昇給と賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の合計で前年の5024円を上回る6338円とすることで合意した。要求は前年と同じ1万1千円(組合員平均)だった。
ネット通販の普及で荷物が急増し、物流業界ではドライバーらの人手不足が深刻化している。