iPS網膜移植、経過良好 理研、米医学誌発表

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 難病「滲出型加齢黄斑変性」を患う70代女性の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞をこの女性の目に移植した臨床研究で、実施から約2年後も経過が良好に推移し、がんなどの異常は起きず安全性が確認できたと、理化学研究所や先端医療センター病院(神戸市)のチームが16日、米医学誌に発表した。

 iPS細胞から作った細胞を移植した世界初の手術で、理研の高橋政代氏がリーダー。同病院の栗本康夫眼科統括部長は「順調に経過し、安心している」とした。

 今後は、期間やコストが大幅に減らせる他人のiPS細胞から作った網膜細胞を、臨床研究として移植する。