米3カ月ぶり利上げ、0・25% トランプ政権初 

米連邦準備制度理事会(FRB)本部ビル(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0・25%引き上げることを決めた。景気の過熱防止が狙い。利上げは3カ月ぶりで、トランプ政権になってから初めて。年内にあと2回の利上げを想定しており、1回にとどまった昨年と比べれば金利の引き上げペースは速まる。経済規模が世界最大の米国の利上げは国際的な資金の流れに影響を与えそうだ。

 イエレンFRB議長はFOMC終了後の記者会見で、利上げの決定は「米経済の回復を反映した」と強調した。


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