温暖化で豪のサンゴ回復困難 白化現象で国際チーム 

オーストラリア・グレートバリアリーフ北部で白化したサンゴ=2016年4月(テティス・イメージズのエド・ロバーツ氏提供)

 オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」で起きた大規模な白化現象は、進行する地球温暖化の影響もあって被害が元通りに回復するのは難しそうだとする分析結果を、国際チームが16日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 チームは「将来にわたってサンゴを守るには、世界規模で温暖化を食い止める必要がある」と強調。同様に深刻な白化が起きた日本の沖縄のサンゴへの影響も懸念される。

 チームは1998年以降にグレートバリアリーフで起きた3回の大きな白化を調査した。


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