最高齢33歳サルの死認定、大分 高崎山自然動物園 

死が認定された高崎山自然動物園で最高齢だった33歳の雌ザル「チャギリ」=1月(高崎山自然動物園提供)

 野生ニホンザルの餌付けで知られる高崎山自然動物園(大分市)は15日、園最高齢となる33歳の雌ザル「チャギリ」が餌場に姿を見せないまま1カ月経過し、慣例に従い死を認定したと明らかにした。人間に当てはめると約110歳の大往生で、産んだ子どもの数は園平均の約2倍に当たる14匹に上るという。

 園によると、「おばあちゃん」の愛称で親しまれ、706匹いるB群に所属。姿を消した前日の1月27日まで、群れの仲間と一緒に山から餌場に下りていた。病気やけがをした様子はなかった。

 職員の藤田忠盛さん(46)は「近年は足腰が弱り、頼りなく歩く姿が印象的だった」と悲しんだ。


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