中国全人代が閉幕 政府活動報告や予算案承認 

全人代の閉幕式に臨む中国の習近平国家主席(中央下)ら=15日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京共同】中国の第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第5回会議は15日、閉幕した。2017年の実質国内総生産(GDP)成長率の目標を前年より事実上引き下げ「6・5%前後」とした李克強首相の政府活動報告や、前年度実績比7%増の1兆443億元(約17兆3800億円)の国防費を計上した17年度予算案(1~12月)を承認した。

 最高人民法院(最高裁)や最高人民検察院(最高検)の活動報告も承認。出席者2838人のうち、反対票は共に180票だった。

 20年の制定を目標とする「民法典」の序章に当たり、民事の基本原則を定めた民法総則も採択した。

 全人代は5日から開かれていた。


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