青森県東通村長に越善氏6選 原発の早期再稼働求める 

東通村長選で6回目の当選が決まり、花束を受け取る越善靖夫氏=14日午後、青森県東通村

 東北電力東通原発がある青森県東通村で任期満了に伴う村長選が14日告示され、原発再稼働を推進する無所属現職の越善靖夫氏(75)以外に届け出がなく、無投票で6回目の当選を決めた。無投票は2013年の前回選挙に続き2回連続。

 越善氏は再稼働に加え、東京電力福島第1原発事故後に建設工事が中断された東電東通原発の完成を目指す方針を強く主張。原発マネーを生かした農漁業や観光の振興を公約に掲げた。

 当選後、選挙事務所で「村は原子力政策に一貫して協力してきたが、原発事故後の経済は厳しい。政策の道筋を示してほしい」と国や電力会社に求めた。


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