金正男氏の遺体を防腐措置に 引き渡しまでの長期間に備え 

 【クアラルンプール共同】マレーシアのザヒド副首相は14日、クアラルンプール国際空港で先月13日に殺害された北朝鮮の金正男氏の遺体を防腐措置したと明らかにした。殺害から1カ月が経過したが、親族から遺体引き取りの申し出がなく、引き渡しまでさらに時間がかかることに備えるためとみられる。

 副首相は「遺体を長期間、安置所に置いておくと腐敗の恐れがある」と指摘。14日付のマレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズによると、遺体は12日に安置所から運び出され、防腐措置を施されて、約3時間後に安置所に再び戻された。


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