元沖縄副知事、名誉毀損を主張 教員採用不正訴訟の初弁論 

 沖縄県の副知事だった安慶田光男氏が在任中、教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう前教育長に働き掛けたとされる問題で、安慶田氏が、不正な口利きを証言した前教育長に500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、那覇地裁(森鍵一裁判長)で開かれた。安慶田氏側は「証言は根拠がなく名誉毀損に当たる」と主張し、前教育長側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、前教育長の諸見里明氏は、2015年実施の公立学校教員採用試験で安慶田氏から受験生3人の名前や受験番号を書いたメモを渡され「よろしくお願い」と告げられたと証言した。


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