iPS血管細胞を高率作製、京大 臓器に応用、実用化研究も 

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から99%以上の高率で「血管内皮細胞」を作る技術を開発したと、京都大の山下潤教授(幹細胞生物学)らのチームが13日付の米オンライン科学誌に発表した。iPS細胞から、心臓や肝臓などの臓器、組織を作製し、実用化する研究に役立つ。

 チームはこれまでのマウスの実験で、iPS細胞からの血管内皮細胞作製には、タンパク質「血管内皮増殖因子(VEGF)」と分子「cAMP」が必要だと明らかにしていた。


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