2017年3月12日 15:08 | 無料公開
セッションズ米司法長官=6日、ワシントン(AP=共同)
【ワシントン共同】セッションズ米司法長官は11日までに、オバマ前大統領に任命された連邦検事46人に辞職を要求した。前政権の影響力排除が狙いとみられ、辞任を拒否した著名検事が罷免されるなど波紋が広がっている。
新政権発足に伴い連邦検事が交代するのは慣例だが、一斉に辞任を勧告するのは異例。トランプ大統領は前政権から政府に残留する「オバマ派」がトランプ氏周辺とロシアとの関係などの情報漏えいに関与したと主張し、締め付けを強化しているもようだ。
米司法省によると、セッションズ氏は10日、全米93人の連邦検事のうち、辞職せず職にとどまっていた46人に辞表提出を要請。