シリアで爆弾テロ44人死亡 首都、シーア派巡礼狙う 

11日、シリア・ダマスカスで起きた爆弾テロの被害状況を見る人々(ロイター=共同)

 【カイロ共同】シリアの首都ダマスカス中心部で11日、イスラム教シーア派の巡礼者を狙った爆弾テロがあり、シリア人権監視団(英国)によると44人が死亡した。100人以上が負傷しており、死者はさらに増える恐れがある。イラクやイランからシーア派の聖廟を巡るために訪れた巡礼者のバスが標的となった。

 シリアの国営通信によると、二つの爆弾が使用された。自爆テロだったとの情報もある。犯行声明は出ていない。シリア北部ラッカを本拠地とする過激派組織「イスラム国」(IS)は、宗派対立をあおる目的で、シーア派市民を狙ったテロを繰り返している。


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