野外のコウノトリ産卵か、福井 兵庫から飛来 

産卵したとみられるコウノトリのつがい=9日、福井県越前市(同県提供)

 福井県は10日、国の特別天然記念物コウノトリのつがいが、同県越前市で産卵したとみられると発表した。つがいは兵庫県から昨年飛来し、野外に生息。福井県が飼育するコウノトリのケージの屋根の上に巣を作っていた。

 福井県によると、3日以降、観測時間の半分以上の間、交代で巣に伏せ卵を温めているような様子が見られた。国内最多のコウノトリを飼育している兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)とも協議し、産卵した可能性が高いと判断した。数は不明だが、4月上旬にふ化予定という。


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