春以降、エルニーニョも 気象庁の監視速報 

 気象庁は10日、南米ペルー沖の海面水温が基準値より0・5度高くなったとする監視速報を発表した。高い状態が続けば異常気象の原因とされる「エルニーニョ現象」が発生する可能性がある。

 気象庁によると、現在はエルニーニョも、海面水温が低くなる「ラニーニャ」も発生していない平常の状態。このまま平常が続く確率の方が高いが、2月時点の予測より海面水温が上昇しており、春から夏にかけてエルニーニョになる可能性も40%程度あるという。

 2014年夏から16年春までエルニーニョが続いた際には、日本では16年の年平均気温が過去最高を記録するなどの影響が出た。


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