2017年3月10日 13:48 | 無料公開
9日、シリア北部マンビジュ近郊を走る米陸軍の車両(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で、米軍がシリアへの400人規模の増派を進めていると報じた。米軍主導の有志国連合司令部のドリアン報道官の話としている。海兵隊の砲兵部隊と陸軍の特殊部隊などで、シリアに展開する米軍は、これまでの2倍近くとなる。
米軍は特殊部隊を中心に約500人をシリアに派遣してきた。増派は一時的な措置で、ISが本拠地とするシリア北部ラッカの奪還に向けて、民兵組織「シリア民主軍」(SDF)を支援するなどの目的。支援態勢を強化し、ラッカ奪還作戦の加速を狙う。