2017年3月10日 13:40 | 無料公開
原子力規制委員会は１０日、北海道電力泊原発（北海道泊村）の審査会合で、同原発が立地する積丹半島西岸の地盤が過去の地震で隆起したことが否定できないとして、敷地近くの海底に活断層があると前提して審査する方針を示した。 北海道電は泊３号機の再稼働を急いでいるが、審査は長期化する可能性が出てきた。 北海道電は、これまでの審査で「地殻変動に伴い、半島全体がゆっくり隆起した」と地震性を否定していた。新たに敷地近くの海底に活断層を想定することで、耐震設計で考慮する地震の揺れ（基準地震動）が大きくなり、追加の耐震補強工事が必要になる可能性がある。
