新大統領令の差し止め請求 米入国禁止でワシントン州 

9日、米シアトルで新大統領令への対応を説明するワシントン州のファーガソン司法長官(中央)(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】イスラム圏6カ国からの米入国を禁じるトランプ政権の新たな大統領令について、西部ワシントン州のファーガソン司法長官は9日、旧大統領令と同様に宗教や国籍による差別で違憲だとして、シアトル連邦地裁に差し止めを申し立てた。

 トランプ大統領が3月に署名した新大統領令を巡っては、ハワイ州が8日、違憲として無効化などを求め提訴している。

 ワシントン州はイスラム圏7カ国からの入国を禁じた旧大統領令も違憲として1月に同地裁に提訴し、地裁は2月に差し止め命令を出した。同州は新大統領令にも差し止め命令を適用すべきだと主張している。


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