政府、虚偽表現禁止へ改正法案 HP上の医療広告規制 

 脱毛や脂肪吸引などの「美容医療」を巡るトラブルが続出する状況を受け、政府は10日、医療機関によるホームページ(HP)での虚偽・誇大広告の禁止を盛り込んだ医療法改正案を閣議決定した。施術効果の誇張や、「絶対安全な手術」といった表現などが禁じられ、違反した場合は6月以下の懲役か30万円以下の罰金が科される。今国会での成立を目指す。

 厚生労働省によると、医療機関の広告について、現行の医療法は「医師名」「診療科名」「提供する医療の内容」などを除き禁じているが、HPに関しては「利用者が自ら検索して閲覧するため広告には当たらない」として規制対象外だった。


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