2017年3月10日 07:14 | 無料公開
エジプト南部ルクソールで見つかったアメンホテプ3世の新たな座像(エジプト考古省提供・共同)
【カイロ共同】エジプト考古省は9日、南部ルクソールで古代エジプト第18王朝のファラオ(王)、アメンホテプ3世(紀元前14世紀ごろ)の新たな座像が見つかったと明らかにした。ドイツのチームが発見した。考古省は「新王国時代の新たな知見を得る重要な発見」としている。
考古省によると、座像は花こう岩製で、高さ248センチ、幅61センチ、奥行き110センチ。若いころとみられる表情をしており、玉座に腰掛けている。象形文字で王の名前が記されていた。
アメンホテプ3世の治世は約40年と長く、古代エジプト史上最も繁栄した時代の一つと言われる。