羽田で初のシェイクアウト実施 防災訓練、旅客も参加 

防災訓練で一斉にしゃがみ込む空港従業員や旅客ら=9日午後、羽田空港

 東日本大震災から6年になるのを前に、羽田空港で9日、防災訓練が行われ、揺れを想定して一斉に身を守る行動を取る「シェイクアウト」を初めて実施した。空港従業員や旅客も参加する実践的な内容。参加者は真剣な表情で緊急地震速報と同時に動きを止め、頭を抱えながらしゃがんだ。

 「姿勢を低くし、頭を守ってください」。羽田空港第1ターミナルの出発ロビーでは、緊急地震速報が流れると出発カウンターの旅行会社スタッフらが大声で呼び掛け、旅客らも一斉にしゃがみ込んだ。空港内にある保育園の園児約20人も参加し、安全確認後、1列に並んで避難していた。


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