北朝鮮ミサイル日本最接近 能登沖2百キロ、4発中1発  

北朝鮮の7日付労働新聞が掲載した、4発の弾道ミサイル同時発射の写真(共同)

 北朝鮮が6日に同時発射した4発の弾道ミサイルのうち1発が、石川県・能登半島の北北西約200キロの地点に落下したと日本政府が推定していることが分かった。これまでのミサイル発射で、最も日本本土に接近した可能性があるとみて分析を急いでいる。政府関係者が9日、明らかにした。

 日本政府関係者によると、4発は能登半島から約200~450キロの範囲に落ちた。政府は既に秋田県男鹿半島から西に約300~350キロの日本海に落ち、うち3発は日本の排他的経済水域内だったと発表している。稲田防衛相は9日の衆院安全保障委員会で「最も近いかどうかについては分析中だ」と述べた。


  • LINEで送る