館長が養老氏から荒俣氏へ 京都国際マンガミュージアム 

作家の荒俣宏氏

 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)は8日、養老孟司館長(79)が3月末で退任し、後任に作家の荒俣宏氏(69)が就任すると発表した。4月1日付。養老氏は名誉館長に就任する。

 荒俣氏は百科事典の編集助手をしながら書いた小説「帝都物語」がベストセラーとなり、日本SF大賞を受賞した。幼少時には漫画家を目指しており、近著に著名漫画家へのインタビュー集「日本まんが」がある。

 東大名誉教授で解剖学者でもある養老氏は2006年のミュージアム開館から約10年間館長を務め、講演会や昆虫の標本作りの教室などを開催。14年に高齢を理由に退任を申し出ていた。


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