核燃料加工施設が「合格」 新基準施行後、初めて 

 原子力規制委員会は8日、核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」(神奈川県横須賀市)の工場が新規制基準を満たしているとする「審査書案」を了承した。事実上の合格で、核燃料加工施設の新基準が施行されてから初めてとなる。

 同社は米ゼネラル・エレクトリックと日立製作所、東芝による合弁会社の傘下にあり、沸騰水型の原発用の核燃料を製造している。14年4月に新基準の審査を申請した。

 工場では二酸化ウランの粉末を焼き固めてペレット状にし、燃料集合体を組み立てている。現在は稼働している沸騰水型の原発がないため、技術の維持を目的に少量の生産をしている。


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