浅草寺で訪日客向け避難訓練 留学生参加、震度6強想定 

浅草寺で行われた外国人観光客を想定した避難訓練=8日午前10時51分、東京都台東区

 東日本大震災の発生から6年を迎えるのを前に、東京・浅草の浅草寺境内や仲見世などで8日、地震発生時に外国人観光客を避難させる想定の訓練が行われた。

 訓練は、震度6強の地震が発生したと想定。日本語学校に通う留学生ら約250人が外国人観光客らに扮し、午前10時半に地震発生のアナウンスが流れると一斉に頭を両手で守ってしゃがんだ。

 参加者はその後、スタッフの指示に従って広い敷地に避難。駆け付けた救急隊に負傷者役の学生から英語や中国語などで聞き取ったけがの状況を日本語に通訳する体験もした。

 訓練は浅草観光連盟が主催し、今年で6回目になる。


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