東京湾遊覧の「和風船」改装 両備HD、訪日客増目指す 

両備ホールディングスが改装した遊覧船「御座船安宅丸(ござぶねあたけまる)」の外観=7日午後、東京都

 両備ホールディングス(HD、岡山市)は7日、東京湾で運航する和風の遊覧船「御座船安宅丸」(486トン)を改装し、公開した。JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などをデザインした水戸岡鋭治氏が監修し、7千万円を投じた。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行者の利用拡大を目指す。

 江戸時代に参勤交代で使われた御座船がモデル。内装中心のリニューアルで、木を多用したほか、幕やのれんを配置してにぎやかな雰囲気にしたという。舞台を備えた中心となる部屋は畳敷きから、木の床に120人分のいすとテーブルに変更、外国人もくつろぎやすくした。


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