2017年3月7日 17:35 | 無料公開
韓国の米軍烏山基地に到着した最新鋭迎撃システム「THAAD」の関連装備=6日夜(AP=共同)
【ソウル共同】米韓両軍は7日、北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に備えるため、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を開始したと発表した。聯合ニュースによると、早ければ4月にも実戦運用に入る。THAADのアジア配備は初めて。米主導のミサイル防衛(MD)構築は新たな段階に入った。中国は地域の戦力バランスを崩すとして強く反発、中韓関係の一層の悪化は必至だ。
米韓は当初、年末までの配備を想定していたが、大幅に前倒しされた。韓国国防省幹部は7日「北朝鮮の核・ミサイルの脅威が高度化、加速化している」と説明した。