2017年3月7日 19:17 | 無料公開
マレーシアのナジブ首相(AP=共同)
【クアラルンプール共同】マレーシアのナジブ首相は7日、北朝鮮によるマレーシア人出国禁止措置を「国民を人質に取る行為」と非難する声明を発表し、対抗措置として「北朝鮮にいるマレーシア人の安全が保証されるまで、マレーシアにいる全ての北朝鮮国民の出国を禁止するよう指示した」と明らかにした。
北朝鮮の金正男氏殺害事件を受けた両国の対立は出国禁止の応酬にエスカレート、大使館の閉鎖や国交断絶に至る懸念も出始めている。マレーシア政府は10日の閣議で平壌の大使館を閉鎖するか議論する。
北朝鮮には十数人のマレーシア人が滞在。マレーシアにいる北朝鮮人は約千人に上るという。