北朝鮮大使がマレーシアを出国 追放通告で、国交断絶に発展も 

6日、クアラルンプールの大使館を出る北朝鮮の姜哲駐マレーシア大使(右)と北朝鮮政府高官代表団のリ・ドンイル氏(共同)

 【クアラルンプール共同】金正男氏殺害事件に関連し、マレーシア政府から6日午後6時(日本時間同7時)を期限として国外追放を通告された北朝鮮の姜哲駐マレーシア大使が6日、マレーシアを出国、航空機で北京へ向かった。その後、北朝鮮へ向かうとみられる。

 姜大使の国外追放は国交断絶に次ぐ強硬措置。一方、朝鮮中央通信は6日、北朝鮮外務省がモハマド・ニザン・モハマド駐北朝鮮大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と認定し、国外追放を通告したと伝えた。対抗措置を取ったとみられ、両国の対立は決定的となった。対応次第では国交断絶にまで発展する可能性もある。


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