2017年3月6日 17:01 | 無料公開
福島労働局は6日、昨年1年間に東京電力福島第1原発事故の除染作業に携わった1020事業者のうち、半数以上に当たる586事業者で労働基準法や労働安全衛生法の違反があり、是正指導したと発表した。 違反件数は982件で、作業前に土壌の放射線量を測定していないなどの安全衛生関係が497件、時間外割増賃金を一部しか支払わないといった労働条件関係が485件確認された。 第1原発の廃炉作業では、高い場所からの落下を防ぐ安全帯を作業員に装備させていないなど、160事業者に273件の違反が見つかった。