「トータスの旅」がグランプリ ゆうばり国際映画祭 

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で「オフシアター・コンペティション部門」のグランプリに選ばれトロフィーを手にする永山正史監督=5日午後、北海道夕張市

 北海道夕張市で開かれている「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で5日、授賞式があり、若手監督の発掘を目的とした「オフシアター・コンペティション部門」のグランプリに永山正史監督(33)の「トータスの旅」が選ばれた。

 同作品は、個性的な兄に連れられる形で、亡き妻との思い出の地へ旅することになった男性と子供の姿を描いたロード・ムービー。審査員から「感情がむき出しになる様子を、隠さず映像で表現している」と評価された。

 永山監督は受賞後、報道陣に「人間の喜びを、スクリーンでちゃんと描きたかった」と語った。


  • LINEで送る