JR廃止区間、全国初の復活 広島・可部線、延伸し出発式 

JR可部線が延伸し、新たに終点となったあき亀山駅のホームで開かれた出発式=4日午前8時42分、広島市安佐北区

 広島県内を走り、2003年に一部区間が廃止されたJR可部線が4日、広島市安佐北区内の可部―あき亀山間(1・6キロ)で延伸した。JR西日本によると、JR各社が廃止路線を復活させるのは全国で初めて。

 新たに終点となったあき亀山駅のホームでは、午前8時42分発の普通列車に合わせ出発式が開かれた。同駅を管理する可部駅長らの合図で列車が出発すると、集まった多くの住民らが小旗を振って14年ぶりの路線復活を祝った。

 JR西によると、これまで可部駅止まりだった電車が全て延伸区間に乗り入れ、毎日計99本を運行する。


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